2017/04/07

しゃぶしゃぶ肉よ、お前に俺の代わりができるのか?

先日、妻の帰りが遅くなるという事でたまには家族孝行をと思い、夕飯を作ることにしました。たまにしかキッチンに立たない男性は、大した料理の腕前が無いにもかかわらず、家計を気にすることなく、ついつい豪華な料理をつくりたくなるもの。この日は、ふと食べたくなった「すき焼き」をつくることにしました。

先ずは買い物に出る前に家の冷蔵庫にある材料をチェック。とうふや、ネギは冷蔵庫の中に。そして冷凍室にはお肉があるではないですか。このお肉はすき焼きに使えるのかなあと思いよ~く見てみると、そのお肉にはしゃぶしゃぶ用と書かれたラベルが貼られていました。

このときの頭の中は「しゃぶしゃぶ用のお肉ってすき焼きにも使えるの???」。

見た目は似ているのでなんとなく大丈夫なような気もするのですが、でももし全然違うものでおいしくなかったら、しゃぶしゃぶ用のお肉が無駄になる事はもちろん、せっかくの楽しみにしていたすき焼きも台無しに、更に妻や子供からも馬鹿にされてしまう。そんなトリプルショックには決して耐えることは出来ないと思い、結局この日は安全を期して、すき焼き用のお肉を購入することにしました。

でもある疑問が残りました。

「しゃぶしゃぶ用のお肉ですき焼きを作っても美味しいの?」

皆さんは下の写真どちらがすき焼き用でどちらがしゃぶしゃぶ用かわかりますか?

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正直、料理素人の私では、見た目ではその違いがわかりません。

では、使う部位が違うのか?

調べてみるとそれぞれサーロインにバラやリブロース、肩ロース、モモ肉などがあり、この部位はすき焼き用、この部位はしゃぶしゃぶ用と別れている訳ではないようです。

じゃあ一体何が違うと思いますか。

 

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・・・

 

・・・

 

答えは「肉の厚さ」。

一般的にしゃぶしゃぶ用は厚さ約1.5㎜~2.0㎜に、すき焼き用は約1.8㎜~約2.5㎜にスライスされていることが多いようです。もちろんはっきりした定義があるわけではなく、お店によって厚さはそれぞれ違うのですが、どのお店でも『すき焼き用≧しゃぶしゃぶ用』の厚さにスライスされているようです。

ではなぜ厚さが違うのでしょうか?

肉の厚さが『すき焼き用≧しゃぶしゃぶ用』なのには実はその調理方法の違いに理由があるようです。

しゃぶしゃぶは、グツグツと沸騰したダシに、お肉をさらっとくぐらせて食べます。お肉が固くならないようこの「さらっと」がとても大事。あまり長い時間煮てしまうとお肉が固くなってしまいます。かといって、生で食べるわけにもいきません。そこで、さらっとでもちゃんと火が通るよう薄目の厚さがよいのです。

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一方すき焼きは、先ず鍋でお肉をしっかり焼いて、砂糖、醤油、お酒、みりんなどで味付けし、野菜などの具材を入れて煮込みます。煮込んだ後は、といた卵につけて食べたりします。醤油の香りや生卵の味などしゃぶしゃぶよりもしっかりとした味付けになるので、お肉のそのものの味を楽しむためには、お肉に厚みがあった方が良いようです。お肉の厚みのおかげで、肉々しさを楽しむ事ができます。

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結論、しゃぶしゃぶ用のお肉ですき焼きを作ることはできるのですが、すき焼き用のお肉を使用した方が、よりすき焼きらしいお肉の味を楽しめるようです。

でも肉の厚みによる特徴をしっかり理解することができると、

例えば、あまりお肉本来が持つ肉々しさが苦手で、もう少しあっさりとすき焼きを楽しみたいという方は、あえてすき焼き用ではなく、しゃぶしゃぶ用のお肉を使ってすき焼きを作ってみたり、よりお肉の味をしっかり味わいたい気分の日には、スライス肉ではなく、少し厚めのすき焼き用のお肉にを使ってビーフストロガノフを作ってガッツリとお肉の味を楽しんでみたり、

好みやその日の気分、作る料理ごとで、部位だけではなく、お肉の厚みにもこだわって材料選びをしてみると、新しい発見や牛肉の楽しみ方が見つかるかもしれません。是非チャレンジしてみてください。

もし、とっても美味しいすき焼きを食べたくなった方はコチラ

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