今日は年に3回しかお目にかかることが出来ない絶品グルメ「イチボのローストビーフ」を食べてみました。
実は、神戸市長田区の精肉専門店「神戸三ツ輪」では、ゴールデンウィークとお盆、年末年始の年3回のみこのローストビーフを製造販売しています。
なぜ年3回だけなの?もしかして出し惜しみ。
いえいえ、出し惜しみではございません。これには2つの理由があるのです。
理由その1 「完成するまで、丸2日かかってしまうから。」
このローストビーフ、仕込から完成まで丸2日かかってしまうかなり手の込んだ商品です。いつもの仕事をしながら、この作業を行うのは時間的にも、体力的にもとにかく大変。年3回だけ寝る間を惜しんで作られた逸品なのです。
理由その2「イチボがとっても希少な部位だから。」
モモ肉のサーロインに繋がる特に柔らかい部分を「ランプ」と言います。ランプと呼ばれる牛のお尻部分のお肉のうちの、下部のやわらかい部分だけを切り出したお肉が「イチボ」になります。
ランプと比べて細かな霜降りがあるのが特徴で、とにかくジューシーなお肉です。このジューシーさは実際に食べてみなくても、お肉を見るだけで十分伝わってくるくらいです。
どうですか?ジューシー感がめちゃくちゃ伝わってきませんか?
そんなやわらかくてジューシーなことで人気のイチボですが、残念なことに、一頭の牛から取り出せる量がすごく少ないのです。そもそも流通量が少ないので、人気があるからと言って、たくさん売ることができない部位なのです。う~ん、本当に残念です。
でもそんな滅多にお目にかかれない「イチボのローストビーフ」がせっかく手に入ったのでさっそく食べてみましょう。
ローストビーフ専用のタレを付けて、いただきま~す。
一枚一枚がすごく大きいのでお箸で持つと結構ズシッと重さを感じます。
口の中に入れた瞬間、とろけます。とにかくやわらかい。そして霜降りの濃厚な味わいが口いっぱいに広がります。
よくスーパーなんかで売っているローストビーフを食べる時は、少し噛むのに力がいる感じがするのですが、このイチボのローストビーフは簡単に噛めちゃいます。小さなお子様やお年寄りでも全く問題なさそうです。
いや~本当に美味しかったです。ご馳走さまでした。
最後に「神戸三ツ輪」三代目店主 竹中さんによると、年3回の販売をゴールデンウィーク、お盆、年末年始の時期にしているのにも理由があるそうです。
1つは、家族みんなが集まりやすい時期だから。ちょっとした贅沢を、やっぱり家族みんなで楽しんで欲しいという思いが込められているそうです。
そして2つ目は、ローストビーフは調理いらずで簡単に食べれるからだそうです。 せっかくの休暇。お母さんや奥さんもゆっくり家族団欒を楽しみたいものです。ローストビーフなら調理がいらないので、簡単に食卓に並べることができ、それでいて贅沢。お母さんや奥様への感謝の気持ちが込められているそうです。
こんなお話を聞くと、ますます年3回の販売時期を逃さず食べようと決意いたしました。神戸三ツ輪さん、次回のお盆もよろしくお願いします。
年3回、知る人ぞ知る人気メニュー「イチボのローストビーフ」を購入できるお店はコチラ
(「イチボのローストビーフ」は期間限定商品です。予約で売り切れちゃうかもしれないので、ご注意ください。)